甲子園ベスト4出揃う

明日の準決勝は
京都外大西(京都代表)×さゆ商宇部商(山口代表)
大阪桐蔭(大阪代表)×駒大苫小牧(南北海道代表)

京都外大西は北岡からMAX145kmの1年生本田への継投、宇部商はエースで4番の好永が全試合完投。
共に投手を中心にした守りのチーム。
大阪桐蔭はMAX156kmのプロ注目の左腕辻内、準々決勝では大会記録の一試合3本塁打を記録したこちらもプロ注目の平田を軸にしたチーム。昨年優勝の駒大苫小牧は投手陣は松橋、田中の2人の投手の継投、打撃は昨年から残る主将林を中心にここぞでの集中打が光る。そしてここまで地方大会から含めてノーエラーの堅守が素晴らしい。

下馬評通り残った大阪桐蔭と同じく昨年優勝の重圧を撥ね退けここまできた駒大苫小牧は流石の一言だ。その中でも大阪桐蔭は平田、辻内以外にもいい選手が揃い、戦力では一歩抜けていて優勝旗に一番近いといえるだろう。

ただ、そこは高校野球、筋書きのないドラマである。
今大会見ていると、重要局面でのエラーが勝負の可否を分けている傾向が特に顕著であるように思う。
いかに打撃や投手力のあるチームでも一つの守備のミスが敗戦に繋がってしまう。
松坂を擁し、圧倒的力を持ち、さらには素晴らしいドラマを描きながら98年春夏連覇を果たした横浜高校も堅守のチームである。
「しっかり守る」
これこそが後2つ勝ち上がるための鍵である。